BATとは?:Coinbase上場のBATと新興ブラウザ「Brave」はWeb広告に変革を起こせるか

私たちがほぼ毎日利用するWebブラウザですが、広告配信システムについてプライバシー侵害や収益モデルに関する問題が指摘されています。

そこで、ブレンダン・アイク氏をはじめとするチームは独自ブラウザ「Brave」の開発と仮想通貨BAT(Basic Attention Token)のリリースによって解決しようとしています。

Braveのリリース後、ギークの間では広告非表示の「爆速ブラウザ」と話題になりましたが、2018年11月8日には米国の仮想通貨取引所のCoinbaseでBATの取引が可能になり、さらに注目を集めるようになっています。

BAT(Basic Attention Token)の概要

BATの概要を確認しましょう。

BAT概要一覧表

BAT(Basic Attention Token)は仮想通貨イーサリアムのトークンで、新しい広告システムを持つWebブラウザ「Brave」の開発・運営・利用に使われます。BATのICO当時は3500万ドル(約39億円)を調達したことで注目されました。プログラミング言語「JavaScript」の開発者で、有名ブラウザのFirefoxを提供するMozilla社の主要メンバーだったBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏がBATを創設し、BATとそのプロジェクトの代表を務めています。

BAT(Basic Attention Token)の特徴的なトークンエコノミー

BATはWebブラウザ「Brave」により、トークンを用いて広告効果の効率化を行い利用者がストレスフリーで快適に利用できるブラウザ環境の構築を目的としています。

Braveの広告と仮想通貨のBATに関わる人々には、Braveの「ユーザー」、Webサイト運営者の「パブリッシャー」、Braveに広告を出したい「広告主(アドバタイザー)」がいます。ここではBraveとBATに関わる人々のタイプ別に、BATの特徴を解説していきます。

ユーザーへの配布トークンや「投げ銭」として

BATの公式サイトでは、Brave独自の広告を閲覧するとユーザーがBATを受け取れるとあり、ユーザーが受け取ったBATは、プラットフォーム上の有料サービスの支払いに利用することが可能です。今のところ広告閲覧者にトークンを配布する機能は実装されていませんが、ユーザーはBATをコンテンツ制作者を応援する「投げ銭」目的に使用できます。例えば、お気に入りのユーチューバーに直接BATを寄付ができるのです。

広告主が支払う広告料として

広告主は広告閲覧者やメディア運営者にBATを支払います。従来のWeb広告は広告料の費用対効果が不明確なものもありますが、BATのプロジェクトではBraveのアクティブタブの閲覧時間や広告スペースによる独自指標を確立し、AIによる匿名ユーザーの興味・関連性の高い広告表示を行うことでこの問題の解決を試みます。

パブリッシャーは投げ銭や広告料の受取に

ユーザーがサイト運営者(パブリッシャー)のコンテンツを閲覧中にBraveの広告を見ると、パブリッシャーにBATで広告料が支払われます。

Braveは広告のターゲティングを強化することで、効率的かつ、パブリッシャーにも還元率の高い広告システムの構築を計画しています。つまり、パブリッシャーはより広告の宣伝効果を高めることで収益率を向上させることができるのです。

BAT(Basic Attention Token)の価格動向と予想材料

チャート

BATのICOは2017年5月末ですが、2018年12月現在までにビットコインの価格が大きく変動しているため、ドルベースでの価格チャートを例に解説します。


BATはICO後の熱狂が冷めると価格を下げましたが、2ヶ月後辺りから値を戻し始めます。しかし、2017年秋に中国でのICO規制や仮想通貨取引所の閉鎖命令があり、仮想通貨全体の今後が懸念されたことでBATもつられて下落しました。2017年の末頃に差し掛かると、印象的だった仮想通貨市場のブームによりBATの価格は5倍近く高騰しました。

仮想通貨市場の熱狂が落ちついた後、BATの価格も2018年3月頃まで下落しすが、4月頃からはBraveブラウザのユーザー数の順当な増加もあって堅調に推移します。7月以降は下落傾向でしたが、2018年秋に米国の仮想通貨取引所のCoinbaseがBATを取り扱うとの報道で注目され、10月中旬から11月上旬にかけて活況を呈しました。足元では、ICO直後の水準を若干下回る価格で推移しています。

今後の予想

BATの今後の価格予想の材料として、主要プラットフォームとなるBraveの利用状況や、BATの新規取り扱いを始めたCoinbaseの動向を合わせて紹介します。

経営トップのブランダン・アイク氏によれば、Braveの月間アクティブユーザーは2018年9月には400万以上あり、年内には500万を超えると予想しています。

Android用のBraveブラウザのダウンロード数は現在1000万超で、さらに最近は台湾のHTCブランドとタイアップしHTCのAndroidスマホにBraveが標準搭載されることが決まりました。Braveの利用者増加が着々と進んでいるのがわかります。

現状Braveにはまだ広告が表示されていませんが、2018年12月21日に「広告掲載の準備ができる」との新しいロードマップがreddit上に示されました。現在達成済みの項目の次の目標に、Braveブラウザに広告機能を統合する旨が記載されています。いよいよ事業の中核を担う工程に進みます。

最近、米国最大の仮想通貨取引所のCoinbaseがBATの取り扱いを始めると発表したところ、BAT価格の高騰とともに市場は活気づきました。時価総額も30位前後につけており、今後のさらなる拡大が期待されます。

BAT(Basic Attention Token)取引におすすめの取引所

日本国内ではBATを取り扱っている取引所がないため、ここでは日本在住でも口座登録とBATの取引ができるおすすめの仮想通貨取引所を2つ紹介します。BATの取引量では世界的なシェアがあるため、取引も問題なく行えるでしょう。

IDCM

IDCMは香港の仮想通貨取引所で、日本からの口座開設が可能です。米ドルと香港ドル、仮想通貨の入金に対応しており、BAT購入はビットコインで可能です。2018年12月27日現在、BAT取引量の30%程度を占める世界最大のBAT取引量があり、BATの流動性が特に高い取引所となっています。

Binance

仮想通貨にある程度興味のある人であれば、誰もが知っている有名な取引所です。2018年12月25日現在、BATの全取引量の20%程度、世界2位の取引シェアがあります。IDCMのように法定通貨での入金はできませんが、BAT以外にも数多くの仮想通貨を取り扱っているため、仮想通貨全般の取引に興味があるなら口座開設することをおすすめします。

まとめ

BATは現在のWeb広告システムの問題を解決するWebブラウザ、Braveのトークンエコノミーを担うために誕生しました。

有名プログラミング言語のJavaScriptの開発者で、Webブラウザに関して多大な実績を持つブレンダン・アイク氏がBATやBraveの運営代表を務めるほか、最近では、米国最大の取引所Coinbaseで取り扱いが開始されたため注目を浴びています。

2018年12月下旬にはBATの次のロードマップとして、Braveの広告表示機能の実装が明らかにされています。BATは目的実現に向けて着実に歩みを進めており、これから期待が持てるプロジェクトのひとつとなっています。

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