主要通貨軟調のなかLTC反発、BTCサポート周辺で下げ渋り:Vol.25 仮想通貨価格分析

先週の仮想通貨市場は、週後半にかけて売りが加速しレンジ下限を一時割り込む銘柄も確認されました。

週末には売りが後退し下げ止まったものの、モメンタムは弱く依然上値が重い展開となっています。

こうしたなか、時価総額第7位のライトコイン(LTC)は16日、8.4%の上昇率を記録し、主要通貨では唯一急伸となりました。

足元、レンジ下限周辺で推移する銘柄が目立ち、今週こそは反発し方向感を示せるか注目されます。

ビットコイン(BTC

ビットコイン(BTC)の対ドル相場は、14日に終値(3281.7ドル)を7日安値(3277.6ドル)を起点とするサポートライン周辺に付けましたが、翌15日には下げ止まり同水準を死守しました。

相場の移動平均線からの乖離率は、先週10日の-10%から足元-3.8%まで縮めています(第1図)。

RSIは、依然、売られ過ぎ水準となる29%で推移しています。

【第1図:BTC対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転(遅行線の実体線下抜け&転換線の基準線下抜け)しており、相場は依然弱気となっています(第2図)。

今週も7日安値(3277.6ドル)のサポートラインを死守できるか否かが注目されます。

【第2図:BTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

リップル(XRP

リップル(XRP)の対ドル相場は、15日に7日安値(0.292ドル)を起点とするサポートラインを割り込みました(第3図)。

一方、翌16日には相場は反発し同水準を上抜け、本日は同サポートラインを挟み込む値動きとなっています。

4本の移動平均線は依然デッドクロスを維持していますが、相場の移動平均線からの乖離率は、先週の-12.3%から-4.1%まで縮めています。

RSIは、売られ過ぎ水準手前となる30.4%で推移しています。

【第3図:XRP対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第4図)。

XRPも、今週は7日安値(0.292ドル)のサポートを死守できるか否か注目されます。

【第4図:XRP対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

イーサリアム(ETH

イーサリアム(ETH)の対ドル相場は、15日に7日安値(83ドル)を起点とするサポートライン周辺で下げ止まり、足元87ドル台で推移しています(第5図)。

移動平均線は、依然、4本ともデッドクロスを維持していますが、相場の移動平均線からの乖離率は、先週10日の-15.4%から足元-4.4%まで縮めています。

RSIは売られ過ぎ水準となる28%で推移しています。

【第5図:ETH対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第6図)。

今週は、13日移動平均線(91.1ドル)や一目均衡表転換線(92.8ドル)の上値目途に到達できるか注目されます。

【第6図:ETH対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

ビットコインキャッシュ(BCH

ビットコインキャッシュ(BCH)の対ドル相場は14日、心理的節目となる80ドルを割り込み、翌15日には73.2ドルの年初来安値を記録しました。

相場の移動平均線からの乖離率は、先週10日の-38.3%から足元-20.9%となっていますが、依然大幅に下方乖離している状況となっています(第7図)。

RSIも20%を割り込んでいますが、顕著な反発は確認されず、厳しい展開が続いています。

【第7図:BCH対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第8図)。

今週は、80ドル台に回復できるか、それとも同水準がレジスタンスとなるか注目されます。

80ドルを上抜けした場合、次の上値目途は一目均衡表転換線(92ドル)、13日移動平均線(95.1ドル)、節目となる100ドル、21日移動平均線(123.5ドル)などが密集する92ドル〜123.5ドルエリアとなりそうです。

【第8図:BCH対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成

ライトコイン(LTC

ライトコイン(LTC)の対ドル相場は、12日に25ドル上抜けに失敗し翌13日には下落に転じたものの、14日からは反発を記録しており、16日には13日移動平均線(25.7ドル)の上抜けに成功しています(第9図)。

【第9図:LTC対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転していますが、16日に実体線(相場)が転換線を上抜けしています(第10図)。

この先、続伸となれば、21日移動平均線(28.3ドル)や一目均衡表基準線(29.6ドル)が上値目途としてあります。

【第10図:LTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

イーサリアムクラシック(ETC

イーサリアムクラシック(ETC)の対ドル相場は、移動平均線からの乖離率を先週10日の-11.3%から-3%まで縮めており、13日移動平均線(3.8ドル)の上抜けが射程圏内に入っています(第11図)。

RSIは31%で推移しており、売りの過熱感も若干残ります。

【第11図:ETC対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第12図)。

このまま相場が続伸となれば、13日移動平均線(3.8ドル)、一目均衡表転換線(3.9ドル)、21日移動平均線(4.1ドル)などが上値目途としてあります。

下値目途としては、当面7日安値の3.3ドルが意識されるでしょう。

【第12図:ETC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

サマリー

相場が下落基調のなか、全体的に上値目途として意識される13日移動平均線が直前の安値水準に上方から近づいてきています(BCHを除いて)。

よって、今週は2つの水準(13日移動平均線上抜けor直前安値維持失敗)が、ある種の「節目」として意識されそうです。

【前回までの仮想通貨価格分析】
ビットコイン(BTC)一段安で正念場続く:Vol.24仮想通貨価格分析
BTCはレンジ再突入で懸念再燃?ETCは反発後続伸!:Vol.23仮想通貨価格分析
BTC一時4000ドル割れ、仮想通貨暴落はいつ終わる?:Vol.22仮想通貨価格分析

 

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