BTCはレンジ再突入で懸念再燃?ETCは反発後続伸!:Vol.23 仮想通貨価格分析

先週の仮想通貨市場は、各主要通貨とも先月14日からの急落に無事ブレーキがかかった格好となりました。

今週は、各通貨とも反発から続伸となるか、それとも10月のようなレンジ内での推移となるか注目されます。

ビットコイン(BTC

ビットコイン(BTC)の対ドル相場は、11月25日にマイニングの損益分岐点とも言われる3500ドル水準周辺まで安値(3657ドル)を広げたのち反発。先週29日は一時心理的節目ともなる4500付近まで上値を伸ばしましたが、13日移動平均線がレジスタンスとなり、翌30日には反落しました(第1図)。

週末には再び相場が反発し、足元13日移動平均線(4224.9ドル)上抜けを試す展開となっています。

【第1図:BTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転(遅行線の実体線下抜け&転換線の基準線下抜け)しています(第2図)。

相場は、1日に転換線の上抜けに成功しています。

この先、上値目途としては、節目となる4500ドルや21日移動平均線(4826ドル)がありますが、テクニカル的に反発基調に転じるシグナルに乏しく、今週はレンジ内での推移も予想されます。

レンジ上限となる29日高値(4488ドル)が重要レジスタンラインとなるでしょう(レンジ下限は25日安値の3657ドル)。

【第2図:BTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

リップル(XRP

リップル(XRP)の対ドル相場は、13、21日移動平均線がデッドクロスを示現しています(第3図)。

相場の移動平均線からの乖離率は、先週の22.9%から5.6%まで縮めており、13日移動平均線の上抜けがやっと射程圏内に入ってきたようです。

【第3図:XRP対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第4図)。

相場は、29日より転換線に沿って下落した格好となりました。

この先は、25日安値(0.329ドル)と1日安値(0.357ドル)を起点とする上昇トレンドラインをサポートとして相場が反発するか注目されます。

【第4図:XRP対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

イーサリアム(ETH

イーサリアム(ETH)の対ドル相場は27日、102ドルまで安値を広げたものの、翌28日には11%の上昇率を記録し反発。その後は、111ドルから123ドルと狭いレンジで推移していますが、移動平均線からの乖離率は先週の33.5%から3.4%まで縮待っており、今週は13日移動平均線を上抜けできるか否か注目せれます(第5図)。

【第5図:ETH対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第6図)。

相場は1日に転換線を上抜けし、2日には下落に転じましたが、今度は転換線がサポートとして機能しているようです。

【第6図:ETH対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

ビットコインキャッシュ(BCH

ハードフォークの爪跡が依然残るビットコインキャッシュ(BCH)の対ドル相場は、25日に一時150ドルをも割り込みましたが、終値を179.9ドルに付け、現在も170ドル台を維持しています。

4本の移動平均線はデッドクロスを示現しており、相場の移動平均線からの乖離率も依然12.1%と高い水準となっています(第7図)

【第7図:BCH対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しており、相場も転換線より低い水準で推移しています(第8図)。

しばらくは転換線(182ドル)と13日移動平均線(192ドル)が上値目途となりそうです。

【第8図:BCH対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのBCH/USDチャートより作成

ライトコイン(LTC

ライトコイン(LTC)の対ドル相場は、4本の移動平均線がデッドクロスを維持しています。

一方、相場は、29日から1日まで13日移動平均線を挟み込む値動きとなり、2日には同水準を上抜けました(第9図)。

【第9図:LTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転しています(第10図)。

相場は、28日に転換線を上抜けしたのち、29日から30日にかけて反落したものの、転換線がサポートとなり、1日には再び反発しました。

2日の相場は下落に転じていますが、13日移動平均線(32.8ドル)や一目均衡表転換線(32.2ドル)がサポートとして機能するか注目です。

【第10図:LTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

イーサリアムクラシック(ETC

イーサリアムクラシック(ETC)の対ドル相場は、27日より堅調な上昇をみせ、2日には直前の高値(28日:5.17ドル)を更新しました。

また、同日中には13日移動平均線の上抜けにも成功しています(第11図)。

【第11図:ETC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

一目均衡表では、遅行線と均衡表が逆転していますが、相場は2日に転換線の上抜けに成功しています(第12図)。

この先は、節目となる5.5ドルや6ドルが上値目途としてあります。

【第12図:ETC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

サマリー

いずれの相場も移動平均線は弱気相場を示していますが、一目均衡表の雲上限が横ばいとなっており、先月14日からの急落の勢いが後退していることが確認されます。

しかし、再びレンジ内での推移となれば続落の可能性も出てくるため*、この先は各通貨とも高値と安値を切り上げながら堅調な上昇基調に入れるかが注目されます。

*テクニカルでは、通常、レンジ相場はトレンドの継続パターンとなります。底値圏でのレンジ相場は、トレンド転換となることもありますが、直前のレンジ相場ではこうした想定が覆され、下降トレンドに戻ったので、懸念材料となると言えるでしょう。

【前回までの仮想通貨価格分析】
BTC一時4000ドル割れ、仮想通貨暴落はいつ終わる?:Vol.22仮想通貨価格分析
混乱が尾を引くビットコイン相場、反発している銘柄は?:Vol.21仮想通貨価格分析
失速感目立つ仮想通貨市場、上昇トレンド突入の分岐点となるか?:Vol.20仮想通貨価格分析

 

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