混乱が尾を引くビットコイン相場、反発している銘柄は?:Vol.21 仮想通貨価格分析

先週は、ビットコインキャッシュのハードフォークの影響を受けて仮想通貨市場は軒並み大幅下落を記録しました。

市場時価総額は2000億ドルの大台を割り込んでおり、代表格のビットコイン(BTC)も一時は5500ドルを割り込み年初来安値を更新しました。

市場は依然混乱が尾を引いている状態となっているようですが、反発をみせている銘柄も確認されます。

それでは今週も各主要通貨のチャートを見ていきましょう。

ビットコイン(BTC

ビットコイン(BTC)の対ドル相場は、10日から13日にかけて緩やかな上昇を記録しましたが、13日と21日移動平均線の上抜けに失敗し14日には大幅に反落しました(第1図)。

15日には一時5432ドルまで下げ足を速め年初来安値を更新、さらに、先週デッドクロスを示現した4本の移動平均線は一層下方に拡散しており、一気に悲壮感が強くなったと言えるでしょう。

【第1図:BTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、先週、雲下限の水準が上がったことで同水準を追う展開が期待されましたが、14日からの下落でその距離を広げた格好となりました(第2図)。

現在は均衡表と遅行線が逆転しています。

最も、現在はRSIが売られ過ぎサインとなる30%を割り込んでいるため、過熱感も確認されます。

この先は、心理的節目となる5500ドル水準がサポートとなり反発できるか注目されます。

【第2図:BTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのBTC/USDチャートより作成

イーサリアム(ETH

イーサリアム(ETH)の対ドル相場は13日、終値(209.8ドル)が13日移動平均線と心理的節目となる210ドルを割り込み、その後17日まで続落しました(第3図)。

この間に、相場は21、34日移動平均線を割り込み、13日移動平均線が21、34日移動平均線を割り込んだことで4本全ての移動平均線がデッドクロスを示現しています。

16日には、RSIが30%を割り込んでことで、相場は175ドル付近で一旦下げ止まったかと思いきや、本日は同水準を割り込んでいます。

【第3図:ETH対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

一目均衡表では、実体線が13日には転換線を、14日には基準線を割り込みました(第4図)。

16日には転換線が基準線を割り込み均衡表が逆転。同日には遅行線も逆転しています。

この先は、心理的節目となる170ドル水準で下げ止まるか注目されます。

【第4図:ETH対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成

リップル(XRP

リップル(XRP)の対ドル相場は、14日の下落以降見事に反発しており、他の主要通貨に比べ高パフォーマンスを記録しています。

相場は先週16日、34日移動平均線付近(0.478ドル)まで下落したものの、翌17日には同水準より反発し、足元4本の移動平均線を上抜けしています(第5図)。

また、17日には21日移動平均線が55日移動平均線を上抜けしゴールデンクロスが出現しています。

本日は下落に転じ、足元21日移動平均線付近(0.494ドル)で推移しています。

【第5図:XRP対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

一目均衡表では、16日に実体線が雲下限を割り込みましたが、17日からの反発で雲下限(0.481ドル)と基準線(0.492ドル)の上抜けに成功しています(第6図)。

15日には均衡表が逆転しましたが、遅行線は先週に引き続き好転を維持しています。

この先は、21日移動平均線(0.494ドル)、一目均衡表基準線(0.492ドル)、一目均衡表雲下限(0.486ドル)などが下値目途としてあります。

これらの水準から反発となれば、節目となる0.52ドル、一目均衡表雲上限(0.521ドル)、12日高値(0.535ドル)などが上値目途としてあります。

【第6図:XRP対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成

ビットコインキャッシュ(BCH

ビットコインキャッシュに関しては、依然日本を含め主要な仮想通貨取引所では取引一時停止状態となっているため、今週はハードフォーク後の進捗をアップデートします。

先週16日に完了したハードフォークによるネットワークのアップデートでしたが、市場の予想通りにBitcoin ABCとBitcoin SVが分裂した格好となりました。

双方のハッシュパワーによる所謂「ハッシュ戦争」では、ハードフォーク前はBitcoin SVが優勢となっていましたが、開戦後はBitcoin ABCがハッシュレートを上げ形勢逆転となっています。

しかし、ハッシュパワーのシェアの差は、現在、Bitcoin ABCが60%でBitcoin SVが40%と、一時は開いた差も縮まってきており、依然目が話せない戦況となっています。(CoinDance調べ)

ちなみに、FinAltでもお伝えしていたBitcoin Stash(ビットコインスタッシュ)は、16日に無事ビットコインキャッシュからの分裂に成功したことを発表しました。

さらに、18日にはTwitterでBitcoin ABCのハッシュレートを超えたことを発表しています。


ライトコイン(LTC

ライトコイン(LTC)の対ドル相場は、11日に13日移動平均線が21日移動平均線を上抜けしゴールデンクロスを示現したものの、同日から17日までの7日間全てに陰線が付きました。

この間に、13日移動平均線が21日移動平均線を割り込み、4本全ての移動平均線がデッドクロスを示現しています(第7図)。

また、本日は40.67ドルの安値を記録しており、年初来安値を更新しています。

【第7図:LTC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

一目均衡表では、16日に均衡表が逆転しました。遅行線も先週に引き続き逆転しています(第8図)。

相場は現在、RSIが23%で推移していることもあり、40ドル付近で下げ止まれるか注目されます。

この先は、節目となる45ドルや一目均衡表転換線(46.78ドル)が当面の上値目途となりそうです。

【第8図:LTC対ドルチャート(一目均衡表)】


出所:Trading ViewのLTC/USDチャートより作成

イーサリアムクラシック(ETC

イーサリアムクラシック(ETC)の対ドル相場は、14日に6.86ドルの安値を記録したことで、10月31日の年初来安値(8.76ドル)を更新しました。

相場は週末、7.5ドルを挟む値動きとなり、同水準がサポートとして機能していたようですが、本日は下落に転じており、足元7.15ドルで推移しています。

4本の移動平均線は、先週に引き続きデッドクロスを維持しています(第9図)。

現在はRSIが20%と30%を大幅に割り込んでいるため、7ドル付近からの反発が期待されます。

【第9図:ETC対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)】


出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

一目均衡表では、先週に引き続き均衡表と遅行線が逆転を維持しています(第10図)。

この先は、節目となる7.5ドルや8ドルと、一目均衡表転換線(8.19ドル)が当面の上値目途となりそうです。

【第10図:ETC対ドルチャート(一目均衡表)】

出所:Trading ViewのETC/USDチャートより作成

サマリー

週末は相場への売り圧力が全体的に後退したようですが、本日は軒並み下落に転じており、先週の混乱が尾を引いているようです。

出来高も、14日と15日には上昇が確認されましたが、それ以降は低水準に戻しています。

こうしたことを考慮すると、この先、相場が下げ止まったとしてもしばらく細かい値動きが目立つ展開になることも予想されます。

【前回までの仮想通貨価格分析】
失速感目立つ仮想通貨市場、上昇トレンド突入の分岐点となるか?:Vol.20仮想通貨価格分析
BCH先導で仮想通貨は週末全面高に:Vol.19仮想通貨価格分析
2018年10月29日 仮想通貨価格分析:ビットコインキャッシュ(BCH)・ライトコイン(LTC)・イーサリアムクラシック(ETC)

「速報」をいち早く受け取りたい方はLINE@に登録!

友だち追加

 

関連記事

おすすめの仮想通貨取引所 比較ランキング
  • 高い流動性と高機能なツールが優秀!

    取り扱い通貨
    手数料ビットコインの現物売買手数料無料
    セキュリティー顧客資産の分別管理、コールドウォレットのマルチシグ化
    取引所の
    信頼度
    資本金:約20億円(資本準備金含む)。日本仮想通貨事業者協会理事
  • 日本最大の仮想通貨の情報メディア

    取り扱い通貨
    手数料現物の売買は手数料無料で追証も無し、FXは0.1%
    セキュリティーシステムを複数層に渡って外部から遮断。内部への侵入が実質的に不可能な環境を構築
    取引所の
    信頼度
    資本金:3億8100万円。日本仮想通貨事業者協会理事
  • MT4導入で高機能な取引ツールを提供

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ取引、FX全て無料
    セキュリティー金融商品取引業者と同水準のセキュリティを実現
    取引所の
    信頼度
    資本金:44億3,000万円(資本準備金含む)。
    親会社は上場企業リミックスポイント
  • 大手証券会社の取引所!アプリはクオリティ◎

    取り扱い通貨
    手数料現物、FXの手数料が無料!スプレッドは1200円前後
    セキュリティー預かり資産、仮想通貨の分別管理。ハッキング、内部不正対策を徹底
    取引所の
    信頼度
    資本金:17.58億円(準備金含む)。GMOグループ企業
  • アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ共に売買手数料が無料。入出金手数料も無料。ビットコインFXのスプレッドは1,900円程度。
    セキュリティー顧客資産(日本円及び仮想通貨)の分別管理し、毎営業日算定・照合。スマホアプリにも2段階認証を実装
    取引所の
    信頼度
    資本金:12億9000万円。FX企業大手のDMMグループ
仮想通貨取引所 比較
  • 1位
    Liquid
    取引できる通貨ペアは業界最多!高い流動性と高機能なツールが優秀。
  • 2位
    bitbank
    50種類を超えるテクニカル分析が可能な高機能な取引ツールを提供
  • 3位
    BITPoint
    トレードに便利な取引所を運営9種類の通貨ペアとMT4の採用
       
ページ上部へ戻る