Vol.19:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は今週、週中盤にかけて230億ドルの下落を記録しましたが、25日以降は好材料が複数出たことで上昇に転じ、足元、下落前の水準まで回復しております(2258億ドル)(第1図)。

今週の週安値は、25日の2058億ドルで、週高値は23日の2289億ドルとなっております。

今週の注目ニュースとしては、①米大手ITグーグルが仮想通貨関連広告の禁止を一部解除、②コインベースの上場基準改定、③ビットメインの上場(IPO)申請などがあります。

【第1図:仮想通貨市場時価総額チャート】

出所:Coinmarketcapより作成

グーグル仮想通貨広告規制を一部解除

25日には、今年6月より仮想通貨関連広告を禁止していたグーグルが、日本とアメリカにおける仮想通貨関連広告の禁止を一部解除することを発表しました。

本動向は、6月のフェイスブックに続くもので、規制された仮想通貨取引所の広告のみを審査の上掲載するということです。

今回、日本とアメリカのみが対象になっている背景には、両国での市場規制の拡充と、世界全体の仮想通貨市場のシェア1位と2位を占めるアメリカと日本では、相応の広告収入が期待できることが挙げられます。

コインベース上場審査基準改定

米大手仮想通貨取引所コインベースは25日、既存の通貨上場審査工程を刷新し、「各地域の規制に準拠し、(コインベースの)基準に見合う全てのアセットを速やかに上場させる」方向性を発表しました。

コインベースは7月にCardano(ADA)、Basic Attention Token(BAT)、Steller(XLM)、Zcash(ZEC)、0x(ZRX)の上場を検討していると発表しましたが、様々な仮想通貨が新たに生まれる中、クライアントからはより多くの仮想通貨の上場を求める声があるようで、今回の上場審査基準の改定に踏み切ったようです。

ビットメイン上場申請:ビットコインキャッシュ(BCH)価格が上昇

中国の仮想通貨マイニング機材メーカーで、世界一のシェアを誇るビットメインが26日、香港証券取引所にて上場(IPO)の申請をしたことが発表されました。

 

2つのマイニングプールRTC.comとAntPoolを運営し、ビットコインキャッシュ(BCH)の絶大なサポーターでもあるビットメインからの朗報に市場のセンチメントは一転し、BCHはおよそ3週間ぶりに550ドルの大台を上抜けしました(第2図)。

【第2図:BCH対ドルチャート】

出所:Bloombergより作成

一方で、FinAltでもお伝えしたビットコインキャッシュのネットワーク分裂問題は依然解決しておらず、11月15日のハードフォークによるアップデートでセキュリティーリスクの増大などにより、その先の相場を予想し難い状況になることが考えられます。

サマリー

今週は、コインベースの上場審査基準の改定が特に注目だったと思われ、下落基調の相場のターニンングポイントとなったと言えるでしょう。

さて、来月には、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催される予定で、仮想通貨の国際的な規制枠組みの制定に向けて動きがあると予想されます。

また、リップルが主催するSWELL(10月1日)や、米商品先物取引委員会(CFTC)技術アドバイザリー部門の会合(10月5日)など、新たな材料が発表される可能性のあるイベントがあり、10月上旬は市場から目が話せなくなるでしょう。

テクニカル分析

ビットコイン(BTC)の対ドル相場は、22日〜23日にかけて55日移動平均線に沿って下落し、24日には55日・34日移動平均線を割り込み翌25日には13日・21日移動平均線をも割り込みました(第3図)。

しかし、この間に34日移動平均線の55日移動平均線の上抜けと、13日移動平均線の21日移動平均線の上抜けを示現し、2つのゴールデンクロスが出現。26日からの相場は上昇に転じ、27日には13日・55日・34日移動平均線を一気に上抜けしました。相場は足元心理的節目となる6800ドル付近で推移しております。

【第3図:BTC対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】

出所:Bloombergより作成

イーサリアム(ETH)の対ドル相場は24日、13日移動平均線が21日移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現しました(第4図)。しかし、相場はその後21日移動平均線をサポートとし26日まで緩やかに下落しました。

27日には上昇に転じ、13日移動平均線を上抜けしました。相場は現在231ドルで推移しております。

【第4図:ETH対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】

出所:Bloombergより作成

リップル(XRP)の対ドル相場は、20日に13日、21日、34日、55日移動平均線を上抜けしました。その後、RSIが70%を超過したこともあり、25日には心理的節目となる0.5ドルを割り込みました(第5図)。しかし、翌26日には再び上昇に転じ、0.531ドルの終値を付けました。

この間に、4本の移動平均線がゴールデンクロスに転じ、25日以降の相場を押し上げたと考えられます。

【第5図:XRP対ドルチャート(13213455日移動平均線&RSI)】

出所:Bloombergより作成

 

前回までのFinAltウィークリーアップデート

Vol.18:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.17:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.16:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.15:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.14:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

 

関連記事

おすすめの仮想通貨取引所 比較ランキング
  • 高い流動性と高機能なツールが優秀!

    取り扱い通貨
    手数料ビットコインの現物売買手数料無料
    セキュリティー顧客資産の分別管理、コールドウォレットのマルチシグ化
    取引所の
    信頼度
    資本金:約20億円(資本準備金含む)。日本仮想通貨事業者協会理事
  • 日本最大の仮想通貨の情報メディア

    取り扱い通貨
    手数料現物の売買は手数料無料で追証も無し、FXは0.1%
    セキュリティーシステムを複数層に渡って外部から遮断。内部への侵入が実質的に不可能な環境を構築
    取引所の
    信頼度
    資本金:3億8100万円。日本仮想通貨事業者協会理事
  • MT4導入で高機能な取引ツールを提供

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ取引、FX全て無料
    セキュリティー金融商品取引業者と同水準のセキュリティを実現
    取引所の
    信頼度
    資本金:44億3,000万円(資本準備金含む)。
    親会社は上場企業リミックスポイント
  • 大手証券会社の取引所!アプリはクオリティ◎

    取り扱い通貨
    手数料現物、FXの手数料が無料!スプレッドは1200円前後
    セキュリティー預かり資産、仮想通貨の分別管理。ハッキング、内部不正対策を徹底
    取引所の
    信頼度
    資本金:17.58億円(準備金含む)。GMOグループ企業
  • アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ共に売買手数料が無料。入出金手数料も無料。ビットコインFXのスプレッドは1,900円程度。
    セキュリティー顧客資産(日本円及び仮想通貨)の分別管理し、毎営業日算定・照合。スマホアプリにも2段階認証を実装
    取引所の
    信頼度
    資本金:12億9000万円。FX企業大手のDMMグループ
仮想通貨取引所 比較
  • 1位
    Liquid
    取引できる通貨ペアは業界最多!高い流動性と高機能なツールが優秀。
  • 2位
    bitbank
    50種類を超えるテクニカル分析が可能な高機能な取引ツールを提供
  • 3位
    BITPoint
    トレードに便利な取引所を運営9種類の通貨ペアとMT4の採用
       
ページ上部へ戻る