イーサリアム(ETH)vs.リップル(XRP):時価総額第2位の座を競い合う通貨の将来性

仮想通貨市場ではここ数日、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)による時価総額第2位の座を巡る熾烈な競争が繰り広げられています。

イーサリアムは2018年1月8日以降、時価総額第2位の座を守り続けていましたが、8月からその時価総額を50%近く吐き出した事で、リップルとの差を縮めました。更に、先週リップルがおよそ100%の上昇率を記録した事で、時価総額第2位の座をせめぎ合う格好となっています(第1図)。

リップル(XRP)時価総額上昇の背景には、xRapidというリップル社が開発する決済ソフトウェアのローンチへの期待がXRPの価格を押し上げたことが挙げられます。

xRapidは送金の際にXRPを介する建てつけとなっていることから、XRPに対する「実需」を生むこととなり、ローンチとなればXRPの価格を更に上昇させると予想されます。

【第1図:BTC、ETH、XRP市場シェアチャート(9月1日〜9月27日)】

出所:coinmarketcapより作成

更に、26日には、SBI Ripple Asia(SBIホールディングスの子会社で、SBIとリップルのパートナーシップにより2016年に創設)が日本国内における電子決済等代行業社の登録を完了させ、今秋サービス開始予定のマネータップのローンチに一歩近づきました(マネータップは、リップルのブロックチェーン技術や金融機関のオープンAPIを活用したリテール向けのP2P銀行送金サービスを提供するアプリ)。

こうしたXRPやリップルの技術を利用したプロダクトのローンチに関わるニュースにより、リップルは市場での存在感を着々と増してきています。

一方のイーサリアムは、ICO市場の熱が冷めつつある中、未だにGAS代の高騰問題やスケーラビリティなど技術面の課題を解決できておらず、現在のリップルと比較するとその将来性に疑問が残るかと思われます。

記憶に新しいのは、昨年末にCrypto Kitties(クリプトキティーズ)が人気を博した際、取引量の増加と共にGAS代が急騰し、ネットワークキャパシティーの改良が急務と認識されました。

そんなイーサリアムには、11月のConstantinopleアップデートや、その先にShardingと言ったスケーラビリティソリューションの実装が予定されています。この間にも、様々なネットワークの改善案が提案されており、つい先日24日にはイーサリアム共同創設者のビタリック・ブテリン氏が、Zcash(ZEC)に用いられるゼロ知識証明(zk-snark)の応用により現在の15tx/s(取引毎秒)を500tx/sまで引き上げることができると提案しました。

こうしたネットワークのスケーラビリティー問題の解決により、今後イーサリアム上のDapps(ダップス:分散型アプリケーション)が普及することが期待されますが、現時点で1500tx/sを実現しているリップルのXRPと比較すると、イーサリアムの取引処理能力がリップルに追いつくまでは相応の時間がかかると予想されます。

相場の面では、XRPはxRapidのローンチが価格に影響を与えると考えられますが、万が一先延ばしになれば失望感で相場に売り圧力がかかることも想定されます。

一方のETHは、現在CBOEとLedgerXがデリバティブ商品の開発を終わらせており、米商品先物取引委員会(CFTC)の認可を待っている状況と言われています。そして、10月5日には米商品先物取引委員会技術アドバイザリー部門が会合を開く予定となっており、本会合以降に上記2社によるETH先物の上場認可が下りる可能性があると言えるでしょう。

しかし、昨年12月のCBOEとCMEのBTC先物上場後の相場動向を踏まえると、ETH先物上場による現物市場への影響は限定的、若しくはネガティブとなることも指摘されます。

これらのことを考慮すると、現在の市場において、XRPは2018年末に向けてETH時価総額を抜く潜在性を十分持っていると言えるでしょう。

 

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