Vol.16:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は、9月5日から6日にかけて大幅な下落を記録し、およそ1ヶ月ぶりに2000億ドル周辺で推移しました。

本稿執筆時点(13:12 GMT+9:00)で今週の週安値は6日の2005億ドルで、週高値は5日の2404億ドルとなっております。

今週の注目ニュースとしては、①イーサリアムのマイニング報酬減額決定、②ビットコインキャッシュのストレステスト成功、③ゴールドマンサックス仮想通貨トレーディングデスク創設保留発表などがあります。

【第1図:仮想通貨市場時価総額チャート(9月1日〜9月7日)】

Weekly Chart

出所:CoinMarketCapより作成

イーサリアムコミュニティー:マイニング報酬減額に合意

FinAltでもお伝えした通り、8月31日のCore Devs Meetingにてイーサリアム(ETH)のマイニング報酬を現在の3ETHから2ETHへ減額することが参加者の間で合意され、10月に予定されているConstantinopleハードフォークより本案が実装されることになりました。

市場ではインフレ抑制が期待されたのか、9月1日にはETHが5%の上昇を記録しましたが、続伸とはなりませんでした(第2図)。

【第2図:ETH対ドルチャート】

ETH Chart 1

出所:Bloombergより作成

参考記事:「イーサリアム(ETH)マイニング報酬減額決定:インフレ抑制で価格上昇なるか

ビットコインキャッシュの取引処理能力イーサリアムとリップルを超える

ビットコインキャッシュコミュニティーは9月1日、恣意的にトランザクション量を増やしネットワークのストレステストを行いました。

結果、1日は24時間の間に210万もの取引が行われ、一時的に他の主要通貨の1日の取引量を大幅に上回りました(第3図)。更に、これだけの取引量を記録したにも関わらず、手数料は上昇しませんでした。決済通貨としての立ち位置を強く意識するビットコインキャッシュコミュニティーとしては、今回のストレステストはネットワークのスケーラビリティーを証明できたかたちとなりました。

【第3図:主要仮想通貨取引量チャート(BTC・ETH・XRP・BCH)】

TX Volume Chart

出所:BitInfoChartsより作成

今回のストレステストの結果を受けてか、ビットコインキャッシュ(BCH)の価格は1日、13%上昇しました(第4図)。

【第4図:BCH対ドルチャート】

BCH Chart

出所:Bloombergより作成

ゴールドマン・サックスか?シルクロードか?95日の市場は大荒れに

冒頭でも触れた通り、5日の市場は大荒れとなり、時価総額は24時間でおよそ6%下落しました。

5日には、ゴールドマン・サックスが仮想通貨トレーディングデスク創設を保留したことが相場の下落に結びついたのではと多数メディアで報道されました。しかし、こちらの報道は「フェイクニュース」だとゴールドマン・サックスCFOのマーティン・チャベス氏が発言したとCNBCが本日7日に報じました。CNBCによると、ゴールドマン・サックスはビットコインデリバティブの開発に着手しているそうです。

更に、直近では、シルクロードに紐づくとされるウォレットが巨額のビットコイン(BTC)を動かしているとの情報もあり、資金洗浄を目的としたシルクロードの動向が市場をクラッシュさせたことも考えられます。

参考記事:「9月5日からの仮想通貨暴落は本当にGSが震源か

サマリー

今週は予想外な暴落を記録した仮想通貨市場でしたが、本日7日から8日までデジタルアセット規制に関するEU会合が開催されるため、週明けは新規制の発表が市場の重石になり、更に上値が重くなることが考えられます。

ビットコイン(BTC)の対ドルチャートは、9月4日まで順調に上値を伸ばし心理的節目となる7500ドルに近づいていましたが、5日には5月5日高値(9948ドル)と6月29日安値(5774ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント38.2%押し(7369ドル)周辺で反落しました(第5図)。5日に続き6日には6437ドルまで下げ幅を広げ、相場は足元6501ドルで推移しております。

また、今週の下落により9月3日に示現した一目均衡表三役好転は騙しとなり、トレンド転換に失敗した格好となりました(第6図)。

【第5図:BTC対ドルチャート】

BTC Chart 1

出所:Bloombergより作成

【第6図:BTC対ドルチャート】

BTC Chart 2

出所:Bloombergより作成

イーサリアム(ETH)の対ドル相場は、9月5日の下落により8月14日の年初来安値(249ドル)を更新しました(第7図)。6日には211ドルの安値を記録し、およそ1年ぶりに210ドル台で推移しました。

現在はRSIが30%周辺で推移していることから、この先は反発が期待されます(第8図)。

【第7図:ETH対ドルチャート】

ETH Chart 2

出所:Bloombergより作成

【第8図:ETH対ドルチャート】

ETH Chart 3

出所:Bloombergより作成

リップル(XRP)の対ドル相場は、9月1日に30日移動平均線の上抜けに成功し、4日までは同移動平均線がサポートとして機能していました。しかし、5日には30日移動平均線を割り込み、6日には0.268ドルまで下値を広げました。

終値ベースでは心理的節目となる0.3ドル周辺で推移しており、同水準での攻防がこの先注目されます。

【第9図:XRP対ドルチャート】

XRP Chart

出所:Bloombergより作成

前回までのFinAltウィークリーアップデート

Vol.15:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.14:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.13:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

Vol.12:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場同行を徹底分析

Vol.11:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨価格と市場動向を徹底分析

関連記事

おすすめの仮想通貨取引所 比較ランキング
  • 高い流動性と高機能なツールが優秀!

    取り扱い通貨
    手数料ビットコインの現物売買手数料無料
    セキュリティー顧客資産の分別管理、コールドウォレットのマルチシグ化
    取引所の
    信頼度
    資本金:約20億円(資本準備金含む)。日本仮想通貨事業者協会理事
  • 日本最大の仮想通貨の情報メディア

    取り扱い通貨
    手数料現物の売買は手数料無料で追証も無し、FXは0.1%
    セキュリティーシステムを複数層に渡って外部から遮断。内部への侵入が実質的に不可能な環境を構築
    取引所の
    信頼度
    資本金:3億8100万円。日本仮想通貨事業者協会理事
  • MT4導入で高機能な取引ツールを提供

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ取引、FX全て無料
    セキュリティー金融商品取引業者と同水準のセキュリティを実現
    取引所の
    信頼度
    資本金:44億3,000万円(資本準備金含む)。
    親会社は上場企業リミックスポイント
  • 大手証券会社の取引所!アプリはクオリティ◎

    取り扱い通貨
    手数料現物、FXの手数料が無料!スプレッドは1200円前後
    セキュリティー預かり資産、仮想通貨の分別管理。ハッキング、内部不正対策を徹底
    取引所の
    信頼度
    資本金:17.58億円(準備金含む)。GMOグループ企業
  • アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    取り扱い通貨
    手数料現物、レバレッジ共に売買手数料が無料。入出金手数料も無料。ビットコインFXのスプレッドは1,900円程度。
    セキュリティー顧客資産(日本円及び仮想通貨)の分別管理し、毎営業日算定・照合。スマホアプリにも2段階認証を実装
    取引所の
    信頼度
    資本金:12億9000万円。FX企業大手のDMMグループ
仮想通貨取引所 比較
  • 1位
    Liquid
    取引できる通貨ペアは業界最多!高い流動性と高機能なツールが優秀。
  • 2位
    bitbank
    50種類を超えるテクニカル分析が可能な高機能な取引ツールを提供
  • 3位
    BITPoint
    トレードに便利な取引所を運営9種類の通貨ペアとMT4の採用
       
ページ上部へ戻る