DAppsとは?分散型アプリケーション(DApps)について徹底解説!

みなさんはDApps(ダップス)と呼ばれる分散型アプリケーションについてご存じでしょうか?仮想通貨について調べるにつれて、DAppsという名前を目にしたことがある方も多いかもしれません。

他の分散型アプリケーションとどういった違いがあるのか、またどのように活用されているのかなど気になることも多いかと思います。そこで今回は、DAppsの定義や活用例、分散型取引所をご紹介していきます。

また、現状でDAppsが抱えている課題や今後の展望についても、わかりやすく解説していきます。

DAppsとは

DAppsとは、自動のオペレーションシステムを持ち、中央のコントロール主体のない分散型アプリケーションのことです。つぎに、流通可能な暗号トークンを保持し、アプリケーション利用の際にトークンを利用することも特徴の一つといえます。

そして、参加者にはトークンによる報酬が支払われ、ユーザーの合意のもとでの改善が行われることもDAppsの特徴といえます。上記の条件を満たしている分散型アプリケーションが、完全なるDAppsと呼ばれるのです。

中央管理者が存在せず、オペレーションが自動であるということは、従来のような中間搾取者が存在しないことを意味しています。情報やデータが、一時的にでもどこか一箇所に集められることがないということは、ビッグデータ等の取引の際に情報流出やデータの不正利用を防ぐことにも繋がります。

このような中央集権的に管理されたアプリケーションの弱点を克服しているのがDAppsの大きなメリットといえます。

DApps活用の代表例

ゲーム

中央管理者を必要としないDAppsの仕組みは、ゲームにも活用されており、たびたび話題となっています。

ゲーム上でバーチャルペットの育成、売買ができます。ユーザーは下の画像のようなドットでできているようなペットを育てながら、レースやイベントに参加させることができます。

ペットの合成も行うことができ、元にした2匹のペットの特徴を受け継いだ新しいペットを生み出すことできます。

イーサリアムネットワーク上に作られた疑似世界の中で下の画像のようなイーサーモンスター(イーサエモン)を育成することができ、モンスターの捕獲や戦闘も可能となっています。

モンスターのレンタル・販売だけでなく、トレーニングを積み重ねて自身のモンスターを強くすることで、他のユーザーが構築した城に攻め込ませて陥落させ、報酬を獲得することもできます。報酬という目に見える形で成果が表れるため、ゲームにおいて達成感を感じたいという方にはおすすめです。

ゲームにおいてDAppsを活用することのメリットは、ブロックチェーン上にキャラクターのデータが保存されるということにあります。これにより、キャラクターに希少価値が生まれたり、付加価値がついたりするのです。

また、対象となるキャラクターなどのデータの売買を行うことで、ゲーム上で収益を上げることも可能となっています。

分散型取引所(DEX)

DAppsの活用先として、仮想通貨のDEX(自律分散型取引所)があります。分散型アプリケーションを用いた取引所であるDEXは、しばしばトラストレスな取引所と言われます。

トラストレスな取引所とは、すなわち「信頼できる第三者を必要とせずに、安心な取引ができる取引所」ということです。

中央集権化の取引所では、顧客の資産管理を中央に任せることになるため、万が一ハッキングによる情報流出が懸念されます。また中央管理者に管理されているということは、政治的な動きにデータや情報が利用されやすくなるリスクもあるのです。

しかしながらDEXでは、一貫して顧客自身が自分の資産や情報を管理しています。それぞれのセキュリティは別々の場所で管理されることとなるため、大規模なハッキングに発展されにくいというメリットがあります。

参考記事:CoinbaseのParadex買収:コンセンサス2018でも話題になったDEXの将来像

その他

DAppsは、データストレージの管理やID認証といった場面でも活用されています。データストレージを一箇所にまとめて管理することによる、流出や破損のリスクを軽減することにも繋がるのです。

ID認証においても、従来であればID情報を膨大なデータとして管理しています。重要な認証IDであればあるほど、盗まれた場合の損失も大きくなるため、こうした自律分散型のアプリケーションを用いることは非常に有効といえます。

さらには、市場予測の際にもDAppsが活用されています。なかでもAugur(オーガ)という予測市場プラットフォームが著名です。

Augurには「群衆の知恵」と呼ばれる考え方が根底にあります。「群衆の知恵」とは、大衆による情報は専門家よりも正確で緻密な市場予測を可能にするという考え方です。

市場予測では、しばしば思惑や企みの混じった意見によって情報操作がなされることも少なくありません。人間の予測や意見を取り入れることのないAugurは、不正な思惑に惑わされることのない市場予測を可能にします。

さらには、自律分散型アプリケーションであるため、仲介者を必要としないということも大きなメリットの一つです。したがって、仲介手数料など人件費の大幅な削減に繋がるという考え方もできます。

DAppsの抱える課題

DAppsが抱える課題として、スケーラビリティ問題があります。これは分散型プラットフォームが慢性的に抱えている問題ともいえます。

スケーラビリティ問題は、ブロックサイズがあらかじめ決められていることによって、決済などの取引処理が大幅に遅延してしまう問題です。ビットコインを例にとれば、ブロックサイズが1メガバイトに制限されていることによって、クレジットカードなどの決済と比べて大幅に処理速度が落ちてしまうことが問題点として挙げられます。

スケーラビリティ問題は、現在イーサリアムが積極的な解決策の投入に力を入れています。例を挙げれば、メインであるブロックチェーンを親チェーンとし、その下に子チェーンを築いていくPlasma(プラズマ)という仕組みは、処理速度の改善や手数料の削減といった恩恵を与えてくれます。

また、中央管理者がいない自律分散型アプリケーションでは、一つのバグが起こることにより、知らぬ間にトークンの紛失やコントロール不能という事態に陥る恐れがあります。それぞれが処理を行っていることによって、管理者や承認者がいないために起こる事態です。

もちろんこうした事態にも、積極的な対策がとられています。著名なのはQSP(クアントスタンプ)と呼ばれるプロジェクトで、専門家の知見から解析に取り組んだり、監査証明書を発行するためのOSPトークンを発行したりしています。

DAppsにも、全く課題がないわけではありません。しかしながら、こうしたプロジェクトの進捗によって、さらに安全性と利便性が高まることになるでしょう。

まとめ

今回は、DAppsについて解説してまいりました。

仮想通貨市場において、DAppsはかなり重要な役割を担っていることがわかります。またそればかりではなく、ゲームやデータ管理の分野においても、画期的なアプリケーションといえるでしょう。

もちろんDAppsは、全てにおいて完璧なアプリケーションといえるわけではありません。しかしながら、課題解決とともに仮想通貨取引に未来を運んでくれるポテンシャルがあることは事実であり、今後の開発体制にも期待が寄せられます。

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