2018年7月30日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は、直近1週間でおよそ5%上昇し、足元3000億ドル手前で推移しております(第1図)。

ビットコインが年初来安値を示現した6/29からはおよそ28%の回復となり、市場は 緩やかな上昇傾向にあります(第2図)。

背景には、今月中旬からのビットコインの急進があるとみられ、ビットコインのドミナンス(市場を占める割合)は、今月頭から5%上昇し足元47%となっています。

ビットコインが47%以上の市場ドミナンスを記録するのは実に昨年の12月以来となります(CoinMarketCap調べ)。

ビットコイン

ビットコインの対ドル相場は、7/24に大陽線を生み出したことによって、5/5高値(9948ドル)と6/29安値(5774ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント50%戻し(7861ドル)を上抜けし、翌25日には高値が61.8%戻し(8364ドル)を上抜けするも、終値は8183ドルに留まりました(第3図)。

その後、終値は8140ドル〜8200ドルの間を推移し、現在は365日移動平均線にサポートされております(第4図)。

この先は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し(8364ドル)や200日移動平均線(8468ドル)が主な上値目途となりそうです。

イーサリアム

イーサリアムの対ドル相場は、先週より引き続き6/29安値(404ドル)と7/8高値(495ドル)を起点とするレンジ相場内で推移しております。

また、一目均衡表を見ると雲下限がレンジ相場内に割り込んできており、直近5日間の相場は、雲下限の降下に合わせて下落しているようにみえます(第5図)。

相場は足元30日移動平均線(463ドル)をわずかに割れ込んでおりますが(第6図)、テクニカル的には材料が出切った雰囲気もあり、同移動平均線を更に大きく割り込めば押し目買いが入る可能性が指摘されます。

リップル

リップルの対ドル相場は、6/29安値(0.42ドル)と7/3高値(0.51ドル)を起点とするレンジ相場内で推移しておりますが、一目均衡表転換線が基準線を大きく割り込み始めている上に雲下限までは相応の距離があり、今週も引き続き上値の重い展開となりました(第7図)。

7/20に30日移動平均線を割り込んだ相場は、依然同移動平均線の下で推移しており、「悲観ムード」払拭に失敗しております(第8図)。

このままモメンタムを取り戻せなければ、レンジ相場下限に更に接近することが考えられます。

サマリー

ビットコインが年初来安値を記録した6/29を100としてビットコイン、イーサリアム、リップルを標準化したチャート(第9図)を見ると、XRPのパフォーマンスが低下していることがわかります。

背景には、テクニカル的な原因の他に、リップル社に対する米国での訴訟問題などがあると考えられます。

この先は、ビットコインが現在の高値圏を維持・上抜けできるかと、イーサリアムとリップルがレンジ相場を打開できるかに引き続き注目が集まります。

 

これまでの「価格分析」

2018年7月23日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

2018年7月17日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

2018年7月9日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

 

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