ビットコインが8000ドル突破:ビットコイン価格上昇を読み解く

6/29にビットコイン対ドル相場が年初来安値を更新して以来、仮想通貨市場では横ばいの値動きが散見されていました。こうした中、ビットコインは7/16〜7/17にかけて急進し、その後も他の主要通貨がレンジ相場内を推移する中、23日から更なる上昇を記録、24日には大陽線を生み出し節目となる8000ドルの大台を上抜けしました。ビットコインが8000ドル以上で推移するのは今年5月ぶりとなります。

今回は、そんなビットコインが直近1週間で他通貨をしのぎ継続的に上昇を記録している背景を読み解いていこうと思います。

ビットコインに複数好材料

Vol.9:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨市場動向を徹底解説」で解説した通り、先週は仮想通貨市場全体にとって好材料が重なりました。注目されていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でも市場を締め付けるようなサプライズはありませんでした。

こうした動向に加え、アメリカでビットコインETF承認可否の判断が8/10に下されると米証券取引委員会(SEC)から発表があり、市場では期待感が生まれました。こちらの件に関しては、本日SECより承認可否の判断を9/21まで先延ばしにすると発表がありましたが、相場に特段大きな影響は与えていません。

その他、ビットコインのデリバティブ市場でも複数注目動向がありました。

ビットコインのオプション市場(オランダDeribit)では23日、出来高が直近5日間と比較して急増しました。背景には投資家がトレンド転換を予測して新規ポジションを構築したことなどが挙げられ、事実、9/28や12/28行使期日のローデルタ・コールに取引が集中しています。このことから、今年第3・第4半期にかけてビットコイン価格の上昇を予想している投資家が増えてきていることがわかります。

また、ビットコイン先物市場では今週、米機関投資家が市場で初めてとなるEFP取引(現物取引と先物取引の交換)をシカゴ・マーカンタイル取引所で行いました。今までは、先物取引で上げた利益は取引額相当の現金で受け取ることになっていましたが、EFP取引が可能になることで先物市場でのヘッジオプション拡大や、より柔軟な取引が実現されることが期待されます。

参考レポート(アルトデザイン株式会社)

オプション市場は出来高急増・投資家によるローデルタ物色

テクニカル面でトレンド転換示唆

こちらも「Vol.9:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨市場動向を徹底解解説」でも触れたように、ビットコインの対ドル相場は、テクニカル的にトレンド転換を示唆するシグナルが複数確認されていました。

7/16の時点で、終値ベースで5/6高値(9918ドル)と7/10高値(6814ドル)を結んだレジスタンスラインを上抜けし、トレンド転換を示唆しました。

翌17日には、終値が一目均衡表雲下限と逆三尊(トリプルボトム)ネックラインを大幅に上抜けしました(上記リンク参照)。

一目均衡表に関しては、24日には実体線が雲上限を上抜けし強い買いシグナルとなる三役好転を示現しました(第1図)。

一方で、時価総額第2位と3位のイーサリアムとリップルの相場を見ると、テクニカル的にはトレンド転換を示唆する有力なシグナルは確認されず、両通貨とも未だレンジ相場内を推移しております。

サマリー

以上のように、ビットコインに関しては直近1週間でファンダメンタルズ・テクニカルの両側面で好材料が重なり、他通貨をアウトパフォームするほどの価格の上昇に繋がったと考えられます(第2図)。

相場は足元、5/5高値(9948ドル)と6/29安値(5774ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し(8354ドル)付近で推移しており(第3図)、同水準を上抜けできるか否か注目されます。

しかし、ビットコインのRSIは現在78.7%と「買い過ぎ」サインが出ており過熱感も確認され、投機筋の売り戻しにも注意を要するでしょう。

参考レポート(アルトデザイン株式会社)

テクニカル分析(BTC)〜射程圏内に入る三役好転〜

G20にサプライズ無し、BTCは他通貨をアウトパフォーム

 

参考リンク(CCN)

https://www.ccn.com/institutional-investors-swap-bitcoin-futures-for-physical-btc-in-wall-street-first/

 

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