2018年7月17日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

仮想通貨市場

仮想通貨市場時価総額は、先週前半にかけて下落を記録しましたが、主要通貨が先月末の年初来安値圏に近づくと反発し、現在は7/10の2700億ドル水準まで回復しております(第1図)。

ビットコインが年初来安値を更新した6/29から見ると、相場は上下のサイクルを繰り返しており(第2図)、今週は各主要通貨でレンジ相場の上方ブレイクをかけた攻防が繰り広げられそうです。

ビットコイン

Vol.8:FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨市場動向を徹底解説」でも紹介した通り、ビットコインの対ドル相場は5700〜6800ドルのレンジ内を依然推移しております(第3図)。

足元6700ドル台に突入し、およそ1週間ぶりにレンジ相場の上限突破が期待されます。

テクニカル的にも、一目均衡表転換線の基準線上抜けと遅行線の実体上抜けを示現しており、さらに本日(7/17)には一目均衡表雲下限を上抜けするなど、トレンド転換の兆しが見え始めております(第4図内赤丸)。

一方、現在の雲には相応の厚みがあり、雲上限突破には時間を要すると考えられます。強い買いシグナルを表す「3役好転」の実現が視野に入るのは、2〜3週間先、雲が薄くなってからとも予想されます。

イーサリアム

イーサリアムの対ドル相場は、7/16に30日移動平均線(465ドル)の突破に成功し、足元470ドル台で推移しております(第5図内赤丸)。

同日中には、4/6安値(363ドル)と5/6高値(838ドル)を起点としたフィボナッチ・リトレースメント76.4%押し(475.1ドル)も突破し、心理的節目となる500ドルが視野に入ってきております(第6図)。

この先、500ドル突破に成功すれば現在のレンジ相場打開となりそうです。

リップル

リップルの対ドル相場は、7/17に30日移動平均線の突破に成功しました(第7図内赤丸)。

しかし、本稿執筆時点での終値(0.48ドル)は、6/29安値(0.424ドル)と7/5高値(0.505ドル)を起点とするレンジ相場の上限からは比較的遠い位置にあり、ビットコインとイーサリアムに比べ上値が重い展開といえそうです(第8図)。

サマリー

時価総額第1位と2位のビットコインとイーサリアムの対ドル相場にトレンド転換の兆しが見え始めております。

一方、前述の通り、ビットコインが3役好転を実現するには、現在の厚みのある雲を突破する必要があり、しばらくは横ばい推移が続くことも考えられます。

引き続きレンジ相場上方ブレイクのタイミングを見計らう展開となることが予想されますが、市場ではCoinbaseやKrakenなどの米大手仮想通貨取引所が通貨の新規上場予定の発表や、米BlackRock社が仮想通貨やブロックチェーン活用を検証するチームの形成が報道されるなど、着々とポジティブ材料が増えてきています。

また、今週末の20カ国・地域(G20)財務相・中銀行総裁会議での動向が「ポジティブ」となるか「ネガティブ」となるか、トレンド転換を左右する一つのビッグイベントとなりそうです。

 

前回までの「価格分析」

2018年7月9日 価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

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