テザー社が新たに2億5000万USDTを発行:ビットコイン価格は上がるのか

テザー社(Tether Limited)は、香港ベースの法人で、米ドルの価値にペッグされたステーブルコイン「USDT(通称テザー)」を発行していることで知られています。USDTは、ビットコインのブロックチェーンを基にするOmni Layer protocolを駆使して発行されており、その価値はテザー社の保管する準備金に担保されていることになっています。

そんなテザー社を巡っては、仮想通貨市場の相場操縦への関与や、流通しているUSDTに相当する準備金が有るか否かの疑惑が浮上していました。6/14には、テキサス大学よりテザー社による相場操縦を指摘する論文が発表され、USDTの発行が市場からの需要と関係なく行われている可能性が浮上し、相場操縦の疑惑が色濃くなっていました。

早期の疑惑払拭のためか、テザー社は6/21、およそ半年ぶりの第三者機関による「監査報告」を発表しました。今回の報告は監査法人によるものではなく、米監査基準を満たしているものではありませんでしたが、6/1時点で流通していた25億3800万USDTをおよそ700万ドル上回る、25億4500万ドルの準備金があったことが判明しました。

参考レポート(アルトデザイン株式会社)

テザー社によるBTC相場操作に関する論文の考察

参考記事

Vol.4: FinAltウィークリーアップデート 仮想通貨市場動向を徹底解説

こんな中、6/25にテザー社が2億5000万USDTを新規に発行した模様です(OMNIEXPLORER.INFO参照)。

現在、USDTは、様々な仮想通貨取引所にてビットコインなどの他の仮想通貨と取引するために利用されています。日本の仮想通貨取引所では、日本円と仮想通貨のペアがあるのが当たり前となっておりますが、海外の場合は主要な取引所であっても法定通貨とのペアがないことがあります。つまり、USDTが新規発行されるということは、仮想通貨への需要が高まっていることのサインと受け取れます。

また、テザー社のホワイトペーパーによると、USDTはユーザーからテザー社の銀行口座へ法定通貨でのデポジットがされてから発行される仕組みなので、発行体となるテザー社の気まぐれで新規発行が行われることはないということになっています。

今年1月からのUSDT発行日をビットコインのチャートと照らし合わせると、継続的に相場が上昇している際にUSDTが発行されていることはなく、相場が下落基調又は上昇し始めのタイミングで新規発行されていることがわかります(下図参照)。これは、なるべく安値で取引しようというロジックが働いていることの表れとも読み取れるので、USDTの新規発行が仮想通貨の需要の高まりを表していると推測できます。

一方、今年1月から6/26日現在でUSDT新規発行後に相場が特段上昇するケースはなく、安直に「USDT新規発行=仮想通貨相場上昇」とは考えにくそうです。

しかし、テザー社が確実に準備金を担保しているという前提で、実際に市場からの需要に対応してUSDTが発行されているとすると、市場参加者の購買力/意欲が上がっていることが指摘されます。

よって、USDT新規発行は短期的には好材料とならないようですが、将来的に、相場上昇が継続した場合などでは買い圧力をサポートする材料として市場に影響を与えることが予想されます。

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