ビットコインが続落 91万円台をつける

5/10より仮想通貨市場が全体的に急落しており、一因と考えられる国内ビットフライヤーに関連するツイートの影響に関しては「仮想通貨市場徹底解説:山本一郎現象とロッキーマウンテン・セキュリティーズ・カンファレンス」で触れました。これに加え、ほぼ同じ頃、韓国最大の仮想通貨取引所Upbit(アップビット)が韓国検察から家宅捜索を受けたとのニュース(*1)や、Mt Gox(マウントゴックス)社による新たなビットコインの売却も重なり、相場全体の急落を招いたと考えられます。

隣国、韓国最大の取引所に家宅捜索か

報道によると、アップビットは賃借対照表を偽造し、実際には保有していない仮想通貨を投資家に販売した疑いが持たれています。また、韓国の金融委員会(FSC)もアップビット本社に調査官を派遣し、同社のコンピューターシステムにアクセスし、取引所の仮想通貨の保有状況を監査する旨が伝えられております。検察の調査には数日かかると見られていますが、その間の取引は正常に運営がなされているようですので、これによる混乱は一時的なものと考えられますが、相場には様子見ムードが漂っているようです。

アップビットは、メッセージアプリ「カカオトーク」を運営する韓国の大手企業カカオの子会社が運営しており、仮想通貨取引所としてはOKEx(オーケーエクスチェンジ)、Binance(バイナンス)、Huobi(フオビー)に次ぐ世界第4位(coinmarketcap)で、過去24時間の取引量が約1,313億円となっています(5/14@13時時点)。

国内では先般のツイートによりbitFlyer(ビットフライヤー)での取引量が減少し、同時点でbitbank(ビットバンク)が国内最大で世界第14位につけていますが、取引量は約166億円とフオビーの8分の1の規模で、ビットフライヤーとの合計でもアップビットの規模に及ばないことから、今回の報道が市場に与えた影響の大きさがうかがえます。

マウントゴックス社による売却

日本時間5/11正午1時、マウントゴックス社のコールドウォレット(*3)に保管されている資金のうち、合計8,214.97084 BTC(83億円相当)がウォレットから動いた可能性があると報じられています(*2)

以前に「マウントゴックスの破綻 -480億円のビットコインの消失-」で紹介したとおり、2014年当時、世界最大の取引所であったマウントゴックス社は、計114億円相当ものビットコインが盗まれる事件を発端に信用が失墜し経営破綻に陥りました。2014年2月に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しており、現在は破産処理中で管財人がついております。直近4月26日にも、マウントゴックス社のコールドウォレットを監視するウェブサイトによって、160,000BTCや大量のBCHが送金されたことが発覚しました(*4)。この時も、ビットコイン価格の下落のタイミングと一致しているように見えます。

図1:マウントゴックスの資産処分タイミングとビットコイン相場

(出所:Bloomberg)

今回発覚した83億円規模の売却は、現在の市場に与える影響は小さいものですが、マウントゴックス社の資産処分に対して敏感な投資家は多く、偶発的に同時に起こった悪材料が連鎖し相場を押し下げたと考えられます。

 

*1:

(COIN TELEGRAPH)
https://jp.cointelegraph.com/news/s-koreas-largest-crypto-exchange-upbit-investigated-by-police-markets-react

(CoinDesk)
https://www.coindesk.com/koreas-biggest-crypto-exchange-raided-over-suspected-fraud-report/

(THE WALL STREET JOURNAL)
http://jp.wsj.com/articles/SB12579833000570914588404584218590988181888

*2:

(CCN)
https://www.ccn.com/8200-btc-moved-from-mt-gox-wallet-possible-sell-off-affects-bitcoin-price/

*3:

(CryptoGround)
https://www.cryptoground.com/mtgox-cold-wallet-monitor/

*4:

(CryptoGround)
https://www.cryptoground.com/mtgox-cold-wallet-monitor/

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