仮想通貨セキュリティ対策:おすすめハードウェアウォレット3選

 

先月のコインチェック不正送金を受けて、いま仮想通貨のセキュリティがまた話題になっています。今回はユーザーが自らできるセキュリティ対策の一つ、ハードウェアウォレットについておさらいし、現在人気のある3つのハードウェアウォレットのスペックと人気の理由を紹介していきたいと思います。

 

ハードウェアウォレットの仕組み

まずこちらの記事でも紹介した通り、ハードウェアウォレットはアプリなどのソフトウェア(ウォレットアプリ)やオフラインのウォレットと違い、デバイス自体に仮想通貨を保管するものではありません。ハードウェアウォレットには秘密キー(あるいはプライベートキー)が記録されていて、それを用いて直接ブロックチェーン上の自分の仮想通貨のアドレスにアクセスしトランザクションを行うデバイスです。なぜハードウェアウォレットが安全かと言うと、秘密キーがデバイスの外に出ることはまずなく、抽出しようとしてもプレーンテキストでエクスポートすることができないからです。これによりハードウェアウォレットはソフトウェアウォレットに対するマルウェアや、先日のコインチェックのような取引所への攻撃に影響されません。

そのうえ、メジャーなハードウェアウォレットはデバイスを壊してしまったりなくしてしまってもリカバリーできる機能を搭載しています。まずハードウェアウォレットを初期設定する際にリカバリーシード(リカバリーフレーズ)というランダムに算出される12〜24の英単語を活用することによって、新しいハードウェアウォレットにアカウントと残高をリカバリーすることができます。この点でもウォレットアプリやオフラインでの仮想通貨の保管と比べて、ハードウェアウォレットには利点があります。

通常、ハードウェアウォレットにはリカバリーシードを記録する紙のリカバリーカードが付いてきます。初期設定時にリカバリーシードをリカバリーカードに書き写したら、安全なところに保管する、またはコピーを作って分散管理することをおすすめします。くれぐれもリカバリーシードはデジタル方式で保管せずアナログで保管しましょう。もともとハッキング対策でハードウェアウォレットを使うわけですから、大事なリカバリーシードをパソコンなどで保管してハッキングされてしまったら本末転倒ですからね。

このようにハードウェアウォレットはその仕組みにより高いセキュリティを有しますが、上記の記事でも紹介したように非正規のリセラーが偽造リカバリーシードを滑り込ませてe-Bayで販売していたケースがあります。なので気をつけなければいけないことは、ハードウェアウォレットは信用できる販売元から買うことです。リカバリーシードが設定された状態で販売されるということはなく、購入時に自分で初期設定を行います。

 

3大メジャーハードウェアウォレット

現在市場には多くのハードウェアウォレットが出回っていますが、セキュリティ面や使いやすさからいって、メジャーなデバイスは以下の3つがあります。まずはそれぞれの特徴から見ていきましょう。

 

TREZOR(トレザー)

引用元:TREZOR https://trezor.io

 

トレザーはハードウェアウォレットのパイオニアとも言われていて、SatoshiLabsによって開発されました。

セキュリティ面では二重認証システムの中でもセキュリティ性の高い、ユニバーサル・セカンド・ファクター(U2F)を採用。またアンチキーロガー対策も取ってあり、パソコンに繋げてパスワードを入力する際にパスワードを盗まれにくい仕組みになっています。

またトレザーはリカバリーの際、BIP0039/0044に対応するテザー以外のデバイスにリカバリーをすることも可能です。

 

Ledger Nano S(レジャー・ナノ・エス)(以下レジャー)  

引用元:Ledger Nano S https://www.ledgerwallet.com/products/ledger-nano-s

 

レジャー社は2014年に始動し、現在フランスとサンフランシスコにオフィスを構えています。

大きな特徴としては、独自開発のOS、Blockchain Open Ledger Operating System(BOLOS/ボロス)が可能にするセキュリティ機能です。ボロスには他社のアプリによるセキュリティ機能を加えることができ、セキュリティのパーソナリゼーションを可能にします。もちろん、その際ユーザーの重要な情報はレジャーにも他社にも漏れることはありません。

またレジャーはトランザクションを行うたびにハードウェアウォレット上で4桁のパスワードを入力するようになっていて、こちらもセキュリティにかなり力を入れています。レジャーもU2F対応です。

 

Keep Key(キープキー)

引用元:Keep Key https://www.keepkey.com

 

キープキーは2015年に始動し、3つの中では一番新しいハードウェアウォレットになります。セキュリティ面ではトレザー同等のレベルで、上の2つと比べてそこまで突出した特徴はありません。

ですが、キープキーはデバイス自体がトレザーとレジャーより大きく、その分ディスプレイが見やすく操作しやすくなっています。しかしネット上では、その大きさが逆に持ち運びに不便だという意見も見られることから賛否両論あるようです。

 

各社の比較

トレザー、レジャーそしてキープキーは強いセキュリティを誇るだけではなく、ある共通の機能があることから人気があると思われます。それはズバリ、OLEDのユーザーインターフェースがあることです。割と単純な理由だと思われるかもしれませんが、それぞれディスプレイにてトランザクションを最終的にユーザーがマニュアルで認証できるので、わかりやすい上に安心感を持って取引ができます。

その他それぞれのスペックと価格の比較が下の表になります。

ご覧の通り価格は少し張りますが、圧倒的な対応通貨数としっかりとしたセキュリティ、それに拡張性をコンパクトなハードウェアに詰めたレジャーがスペック的に長けていることがわかります。対応OSにAndroidはありませんが、Ledger Bitcoin WalletをCopayかMyceliumと併用すればAndroidでもレジャーは利用可能です。

取り扱う仮想通貨が限られていて、予算を抑えたい方はトレザーが丁度いいかと思います。キープキーは日本での価格はご覧の通り安くはないですが、アメリカだと$99で販売されていて価格が安いのが売りになっているみたいです。

 

まとめ

昨今のコインチェックの騒動をきっかけに、取引所のセキュリティインフラの重要性が世界的にも注目されています。とは言え取引所の管理状況を確認したり、ユーザーがそこに影響を与えて行くことは容易ではありません。ユーザー自らが責任を持って仮想通貨を管理するスキルを身に付けることがこの先一層重要になると思われます。その点ハードウェアウォレットは高いセキュリティ性能とモビリティを有し、比較的安心して毎日の取引をスムーズに行うことができます。

現在はトレザー、レジャー、キープキーの他にもBlochs Techのカード型ウォレットや防水機能の付いたCool Walletなど様々なハードウェアウォレットがあります。今回ピックアップした3つのハードウェアウォレットはその中でも広いユーザーベースを持ち、セキュリティ面に定評があるものです。また内蔵バッテリーを必要としないといった点でも利便性が高いプロダクトになっております。

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