ICOとは?-第2回:ICOってなんでするの?投資すべき?-

 

連載第1回でICOはIPO(新規株式公開)に代わる資金調達手法、または投資対象として注目されている、と紹介しました。連載第2回の今回は、実際のところ企業はなぜICOをするのか(したいのか)、投資すべきなのかどうなのかについて紹介していきます。

第1回:ICOってなに?〜基礎から解説〜

 

資金調達する側(企業や団体などの発行体)のメリット・デメリット

ICOは資金調達をしたい企業または団体(トークンの発行体と呼ばれる)が独自に発行した仮想通貨(トークン)を、インターネットを通して不特定多数の投資家に直接販売することができるという点がまずメリットとして挙げられます。これは言い換えれば、従来は証券会社や銀行などの窓口を通してしか販売できなかった投資性商品を発行体側が独自にマーケティングをすることを可能にしているということになります。

ICOというプラットホームにより、従来の資金調達よりも多くの額を短期間で機動的に調達することや、自社のプロダクトやサービスに将来性があれば、知名度に左右されず資金調達を達成することが可能になる、ということです。実際に、多くの無名の企業やプロジェクトが大型の資金調達に成功しています。

ICOで資金調達する側のメリット

・短期間で多額の資金調達ができる可能性がある

・最初に多くの資金を用意する必要がない

・基本的には調達資金の返済は不要(ICO時の建て付けによる)

・中間業者(証券会社など)を挟むことなく、投資家から(仮想通貨建てではあるものの)直接資金を調達できる

ICOで資金調達する側のデメリット

・制度が確立されていないため、通常の会社法や税法上、取扱いが変更される可能性がある

・確立された実務慣行がなく、正規業者や中央監督者が不在の為、責任の所在が曖昧

・失敗すると投資家(支援者)が大きな損失を被る可能性がある

以上のように、中央集権的でない仮想通貨技術によるメリットとデメリットがICOにも如実に反映されます。信用リスクの増大や、上場準備や実装に係る業者に免許などが存在しないため、発行体の意図しないところで詐欺の片棒を担がされたりされ得てしまうのです。

 

ICOで投資する側(個人)のメリット・デメリット

投資家がICOに投資をおこなうことの最も大きなメリットは、成功すれば従来の投資手法に比べて多くのキャピタルゲインを得る可能性がある点、プレセールの段階から何十倍にも成長するトークンもありました。

世間ではビットコイン投資が、新しい投資方法として注目を集めていますが、ICOトークンへの投資も仮想通貨を利用した投資の大きな選択肢の一つです。

いままでのベンチャー企業やスタートアップ企業のプロダクトへの投資は、ベンチャーキャピタル(VC)などが目を付けた事業に投資し、資金とその会社が持つ株式やストックオプションと呼ばれる株券とを交換していました。事業が一定の内部利益率を達成し、取得していた株を売却するとキャピタルゲインが投資家にとっての利益となる投資方法です。

一方でICOの場合は、個人レベルで気になった事業に仮想通貨を利用して投資をおこなうことができ、代わりに株券ではなく発行体が独自に発行したトークンと交換します。取引所に上場した仮想通貨には市場原理により、それぞれ価値がつくため、投資したプロジェクトが世間で注目を集めると、トークンの価値も上がり、高値で売却することができる可能性もあります。

ICOで投資する側のメリット

・少額で世界中のICOプロジェクトに参加できる

・多額のキャピタルゲインが期待できる

・個人でも支援したいプロジェクトに直接投資することができる

・仮想通貨を利用するため、インターネット上だけで手続きの全てが完結

・トークンによってはリワードがついているケースがある(支援をおこなったサービス内で使用可能など)

ICOで投資する側のデメリット

・プロジェクトが頓挫すると投資資産そのものを失う可能性がある

・発行体が行方をくらます可能性もある(そもそも詐欺であるかどうかを見抜くのが難しい)

・トークンに価値がつかなければ利益を得ることができない

 

まとめ

暗号通貨のブロックチェーン技術を用いた資金調達方法としてのICOは、まだまだ過熱感を増す一方で、規制当局の対応や、ガバナンスの問題など、重要な課題をいくつも抱えています。投資対象としてみても、明確でない点が多く、広く投資対象として受け入れられるようになるには透明性の向上や投資家保護の仕組みが不可欠でしょう。ただ一方で、大きな投資機会であることもまた事実。投資は自己責任で!

第3回:ICOの歴史

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