元祖仮想通貨ビットコイン開発者の正体が判明?-革命的技術とその開発者サトシナカモトとは誰なのか?-

突如現れた謎の人物:クレッグ・ライト

2008年11月に突如ネット上、cryptographyと言うメーリングリストにSatoshi Nakamoto(サトシナカモト)の名の下投稿された論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」は仮想通貨の元祖ビットコインの構想を記すものであった。まさにこの白書が元となり、今の仮想通貨ブームがあると言って間違いはないであろう。ただこの白書がリリースされ、実際に2009年の1月にビットコインがローンチされ今に至るまで、開発者であるサトシナカモトが誰なのか、また一人の人間でなく複数の開発者がいるのか、彼の正体は未だに明かされてはいないようだ。

そんな中WIREDとGIZMODOは2015年末から2016年にかけてサトシナカモトの正体についてかなり有力な説を出している。出来事の発端は2015年にラスベガスで開かれたビットコイン投資家達によるカンファレンスの冒頭、ある人物がスカイプにより登場したことがきっかけとなっている。彼は司会者に「どのようにしてビットコインを知ったか?」と聞かれると、「I’ve been involved with all this for a long time….I keep my head down.」(この(ビットコインの)全てに長い間関与してきている。自分は目立たないようにしている。)と笑みを抑えながら述べた。

彼の名はクレッグ・ライト、オーストラリア出身のビジネスマンでコンピューターサイエンティストだ。どうやら彼はゲストのリストにも載っていなかったようで、その奇妙とも言える言動から世界中が彼がビットコインの開発者サトシナカモトではないのかと疑い始めた。

ライト氏とサトシナカモトのコネクション

WIREDによると、ライト氏とビットコインの開発者であるサトシナカモトを結びつける3つのエヴィデンスがあると言う。

一つ目は、サトシナカモトがcryptographyにビットコイン白書を投稿する数ヶ月前にライト氏が自身のブログにおいて2005年にリリースされた金融暗号制作者のイアン・グリッグ氏による論文を参照し、暗号通貨に関する白書をリリースするとの宣言が書かれていること。このグリッグ氏の論文にはビットコインに似た仕組みの仮想通貨の構想がいくつか提案されているとのことで、ライト氏の暗号理論や仮想通貨への理解や関心が見られる。

二つ目は、2008年の11月にライト氏が同ブログにおいて自身と連絡を取りたい読者に対し、PGPパブリックキーを利用するようにリクエストをしている。これを調べてみると、どうやらサトシナカモトらしきアドレスsatoshin@vistomail.comに繋がっているらしい。実際にサトシナカモトがcryptographyに投稿した白書を見てみると、彼のアドレスはsatoshi@vistomail.comとなっていて、二人が明らかに同一人物であるように思える。

そして最後三つ目は、2009年1月9日のビットコインのローンチ直前に、ライト氏がまたブログにおいて「ビットコインのベータ版が明日始動する。これは分散型だ、、、うまくいくまでやり続ける。」と、明らかに開発に関わっている者でもなければ公開できない情報を漏らしている。

これらのブログ投稿以外にも、ライト氏のメールや会計伝票といった様々な記録がリークしているようで、その中からも彼の暗号通過開発への関与をうかがわせる内容のものがあると言う。

またさらに、GIZMODOによれば、2016年にライト氏がビットコインの技術の特許を取得して、それを売ろうとしていたことが明らかになっている。実際にITの専門家と他のビジネスマンとチームを組み、nCyptの名の下でGoogleやUberといった企業と話し合いの段階にあると主張しているそうだ。

ここで疑問になるのが、なぜサトシナカモトという日本名を使っているかということだ。日本人であればこの名を聞けばきっと正体は日本人だろうと思うのが自然かと思う。ただ調べてみると、詳しい理由はわからないが、ライト氏は日本文化のファンであるというふうに噂されている。実際に彼が初期のマイニングのために作ったスーパーコンピュターの名前はSukuriputo-Okaneと、日本語を起用している。さらに、彼は過去にツイッターで英語に日本語を混ぜた投稿をしていることもわかっている。この程度の日本文化への関心があるのなら「サトシナカモト」というかなりジェネリックな名前を思いつくことも容易にできるのではないだろうか。

その他にも、ライト氏が過去にCypherpunks(サイファーパンクス)というメーリングリストにも登録していたことがわかっている。このCypherpunksは暗号理論や技術と、その社会への影響について協議するネット上のグループで、反権威主義集団としても知られている。このことからブロックチェーンといった分散型で、国や中央銀行といった中央集権主体と真逆の通貨システムをライト氏が好むのも理解できると思える。

真相はまだ闇の中?

ただし、これだけのエヴィデンスがあるにも関わらず、ライト氏本人はこれについて否定と肯定を繰り返していて、未だに確実にライト氏がサトシナカモトであるということにはなっていない。さらに不可解なのは2015年末から2016年初頭にかけてのどこかで、ライト氏の自宅にはオーストラリア税務局の指示で連邦警察の強制家宅捜索が入っているにも関わらず、彼がビットコインの開発者であるという結論は出なかったということだ。ライト氏はサイバーセキュリティの専門家としても知られていうようなので、その際にエヴィデンスとなるものを隠蔽したのかもしれないが、だとするならばメール等の様々な記録がリークしているのはなぜなのだろうか。彼が世界に「自分がサトシナカモトだ」とほのめかしているのか、それとも単なるアクシデントだったのか。私たちは真相に近づいているのか、それとも影で誰かが私たちに「ライト氏がサトシナカモトだ」と信じさせようとしているのか。真相は未だ100%明らかにはなっていない。

参考(cryptography):
http://www.metzdowd.com/pipermail/cryptography/2008-October/014810.html

参考(WIRED)
https://www.wired.com/2015/12/bitcoins-creator-satoshi-nakamoto-is-probably-this-unknown-australian-genius/

参考(WIRED)
https://www.wired.com/2016/04/prove-youre-bitcoin-creator-satoshi-nakamoto/

参考(GIZMODO)
https://gizmodo.com/craig-wrights-claims-about-inventing-bitcoin-still-dont-1782303576

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